義祖母のイチジク畑で穫れたイチジクの中には、熟れ過ぎ(完熟)や鳥につつかれてしまったなどの理由から出荷できない果実が結構出てきます。
その中からまだ食べられるイチジクは我が家のキッチン冷蔵庫へやってきます。
さらに義祖母の時間があれば皮を包丁できれいにむいてくれて皿に盛ってくれています。
皮をむかれたイチジクですが、たいていは白っぽい色をしているのですが、完熟しているものは皮の下まで赤い色をしています。
下の写真で見ると、左が完熟イチジクで右が店頭に並ぶイチジクです。
(完熟の方は糖度を測るために切り取った後なので実が半分になっています。)
このように皮の下まで赤くなっているイチジクですが、出荷する側からすると『過熟』の状態です。
つまり、いま食べたら最高においしいけれど、流通に乗せて店先に並び、レジを通って消費者の食卓にあがる頃には傷んでしまっているので出荷できないものとなります。
このおいしさを消費者の方に味わっていただけないのは本当にもったいないので、その場で食べていただくか、持って帰ったその日のうちに食べていただける仕組み(直売所でならなんとか販売できるかな等)を将来的に考えています。
話は戻りまして、食卓でいつものように完熟イチジクを食してみると、やっぱり甘い!
ショ糖を食べているような甘みが口中に広がります。
いやぁ、とても甘くておいしい!
この美味しさをより多くの人に知ってもらいたい。
だけど、そうなると自分の取り分が減ってしまうなぁ・・・
などと考えているところ、ふと思い出しました。
この甘いイチジクの糖度、いくらだ?
測ったらすごい数値が出るのでは?!
と思うやキッチン横に置いてある糖度計を取り出して早速計測開始です。
じゃん↓
糖度計の中をのぞいた瞬間に、前回の計測をはるかに超えているのがわかりました。
(↓前回計測の記事)
「おっ、22度を少し超えたかな?」
前回、蓬莱柿のカタログスペックが12.6~16.6度と紹介いたしましたが、「そんなスペック関係ねぇ」と言わんばかりの糖度です。
いつかこの甘くておいしい完熟イチジク(蓬莱柿)をみなさまのお口に届けられますよう、販売の仕方を考えていきたいと思っています。
当ファームの出荷は来年以降になります。
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