イチジクの葉に居座るのは・・・

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現在、来年以降の出荷に向けてイチジクの苗を養成しています。
育成品種などの詳細は機会を見てしていきますね。

といっても、養成中の苗はなんとたった2株。
タイミングとして行動に移せた6月下旬時点でのイチジク苗の入手は品薄で難しく、さらに栽培適期でないことからきちんとした所から欲しい品種が手に入ったのは2つだけだったということです。

たった2株なので、毎朝・毎夕、休日はお昼も加えて毎日じっくりとイチジクを観察しています。

では本日のお客様はこの方↓

夕方

場所も変えずにじっとイチジクを見守ってくれています。
カエルは小さな虫を食べてくれることを期待してそのままそっとしています。

同じ理由でクモなんかも私のイチジクの樹には結構いてクモの巣をところどころ作っています。

たまにこういう虫さんもいらっしゃいますけれど↓

このような食害跡を見つけたら
葉の裏にはガの幼虫がいます

毎日観察していても、いつの間にか毛虫が葉についてしまっています。
この日は朝で、イチジクの樹に弱ったガがとまっていて、「もしかして卵産んだ?」と葉を見てみると、卵どころかお食事中の幼虫さんが2匹ほどいたので近くの小石で取り除きました。
その葉っぱが上の写真です。

1つの葉っぱに毛虫がいたということは、たいてい他の葉っぱにもついていますので葉裏を観察した結果、やはりいらっしゃいました、下側の写真です。

この葉っぱはまだ食べられる前でした。セーフ。

そういえばこの3日ほど前にはこんなのがいました↓

蛹の抜け殻

相変わらずのピンボケで申し訳ありませんが、おそらくガの蛹抜け殻だと思います。
上側はきれいに糸を2本張り、お尻の突起を樹に突き刺して体を固定、うまく羽化したようです。

土の上には不織布をかけていて地中に虫の卵を生みこまれないようにしているのですが、どこからやってきたのでしょうか?

イチジク苗を植えているコンテナの下が今は土なので、そこから這い上がってきたのかもしれません。

本日はイチジクの樹にやってくる生き物のお話でした。

Yuki-Izumi

Yuki-Izumi

松山⇒東京&千葉埼玉⇒松山など色々なところを渡り歩きながらまんのう町という田舎町に流れつきました。
流れ着いた先の義実家は20数年前まで古くからの専業農家でしたが、先代の急逝によりほぼ途絶。その状況でありながら細々とイチジクの樹は受け継がれていたところでした。
休耕地の活用を目指して令和3年度香川県立農業大学校技術研修科修了。
令和4年度よりイチジクと野菜の生産・出荷を開始しています。
農業大学校では本当に多くのことを学べ、特に農薬防除や衛生管理の分野は多くの時間をかけて学ぶことができました。
基本を大切にし、『農家自身が食べる農作物を食卓へ』お届けいたします。

過去には不動産鑑定・仲介、税理士事務所を経て、1級FP事務所を松山城の麓で経営し、並行して経理代行の仕事を営んできました。
いずれ農業と今までの経歴を絡めていけたらと考えています。

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