コンテナいちじく増産

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先日はコンテナいちじくの冬季ケアについて述べたところですが、

予約注文していたイチジク素掘り苗の年明け便が届きましたので、さっそく水揚げして定植です。

最初から畑に植えたいところですが、まだほ場づくりが終わっていないのと、多品種少量のため、現時点で樹の配置を決めてしまうと後々やっかいなことになってしまいますので、今年はコンテナに定植しました。
(『この樹はブリジアソットグリース♪、隣はブラックミッション♪♪、その隣はアーチペル(o^^)・・・』という具合に収穫していくと、趣味としては楽しいけれど商業的な効率という観点からは厳しいですね)

さて、先日はコンテナいちじくにとても良い土としてカネアさんの『銀の土』をご紹介したわけですが、

お伝えした通りカネアさんの土はよいお値段で果樹商業的には厳しいところでございます。
(100袋とかフレコン購入できればだいぶ単価は抑えられるのですが)

そこで今回はDCMダイキさんの市販培土を試してみることにいたしました。

DCMブランドの培土と不織布

こちらの培養土は色が黒く、ふわふわして軽いです。
1袋25Lなので1コンテナ(約40L、ウォータースペース5L)当たり2袋程で足ります。
比重が軽いので、培養土は40L強は必要となるようです。

銀の土の在庫もありましたので、オレンジコンテナに『銀の土』、ブルーコンテナにDCM培土を入れて対照実験をしてみます。
『銀の土』の方が色が薄く、さらさらして比重も重いです。

後で水やりをしたとき、水はけはだんぜん『銀の土』の方が良いように感じました。
これがイチジクの成長・味にどのように影響が出てくるのか興味深く観察していきます。

左:カネア『銀の土』、右:DCM『花と野菜のかる~い培養土』

培土には金の肥料を混ぜ込んでいます。
10kg袋で購入すればkg単価も低くなりおススメです。

培土の対照実験には『ブリジアソットグリース』を採用しました。
日本には大正時代に導入されたといわれる品種で味わい深い実ができるようですが、どのように育ってくれるのか今から楽しみです。

後日届いた品種も含めると20近いコンテナいちじくができあがりました。

庭に突如として現れたコンテナ群を目の当たりにした妻が言いました。
『これ、趣味だよね?』

趣味が高じたお仕事、最高の褒め言葉です!

Yuki-Izumi

Yuki-Izumi

松山⇒東京&千葉埼玉⇒松山など色々なところを渡り歩きながらまんのう町という田舎町に流れつきました。
流れ着いた先の義実家は20数年前まで古くからの専業農家でしたが、先代の急逝によりほぼ途絶。その状況でありながら細々とイチジクの樹は受け継がれていたところでした。
休耕地の活用を目指して令和3年度香川県立農業大学校技術研修科修了。
令和4年度よりイチジクと野菜の生産・出荷を開始しています。
農業大学校では本当に多くのことを学べ、特に農薬防除や衛生管理の分野は多くの時間をかけて学ぶことができました。
基本を大切にし、『農家自身が食べる農作物を食卓へ』お届けいたします。

過去には不動産鑑定・仲介、税理士事務所を経て、1級FP事務所を松山城の麓で経営し、並行して経理代行の仕事を営んできました。
いずれ農業と今までの経歴を絡めていけたらと考えています。

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