「はざまいちじく」は、まんのう町羽間エリアで生産されています

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ゆき

ゆき

おー、1年ぶりの登場ですね、私。
いつの間にか農園が会社になっちゃって、目標どおり会社設立おめでとうございます!! これからは社長とお呼びしますw
なんだか私のイラストも綺麗になってますね♪
麦わら帽子にひまわり、いいですね!

ほ場の準備が冬に始まって、年間プランニングを詰めながら育苗して畝立てして植え付けして育てていって、「収穫までもう少し!」というのがこの時期で、作物も大きくなっているし少し手が空くようですね。
イラストは科学技術の猛烈な進歩の賜物ですね。世の中の変化に食らいついていかないとどうなるか不安で不安で。。

不安とか言って、PC作業を始めたら外に出てこなくなっちゃって、案外その変化とやらを楽しんでるんじゃないですか??
ま、それはいいとして、、

知り合いの人から「はざまいちじく※ってどこに行ったらあるの?」って聞かれるんですけど、香川県内の人でも案外知られていないものなんですかね?

※「はざまいちじく」は香川県内での通称で、品種は蓬莱柿です。

そうですね、意外と知られていないようでよく聞かれます。
「満濃池の方に向かってたら違ってた」とお客様がおっしゃったこともありましたね。。
「はざまいちじく」は香川県まんのう町、羽間(はざま)地区で栽培されたいちじくのことを指します。
羽間は丸亀市との境界付近の里山と土器川に挟まれた小さな地域です。
羽間からは金毘羅さんも見えます。
歌川広重の浮世絵にもその景色が描かれたとか。

出典:国立国会図書館ウェブサイトhttps://dl.ndl.go.jp/pid/1308357/1/1/六十余州名所図会 讃岐 象頭山遠望 (大日本六十余州名勝図会)

地理的なことは以前コラムで触れたことがありますね!
浮世絵の舞台にもなっているなんて、歴史がある地域なんですね。
この景色、羽間の農家さんは金毘羅さんへの雲のかかり方で雨が降るかどうかわかるんですよね。

そうなんですよ。またいつかそのことについても触れたいですね。
歴史といえば、高松城の築城の際には、琴南方面の山から切り出した木材を土器川で運んで、羽間で陸揚げして金毘羅街道を陸路運んだという記述を読んだことがあります。町図書館の歴史書だった記憶があります。
山と川に挟まれた羽間は交通の要衝であり、同時に難所であったことが伺えます。

社長、不動産のお仕事の経験が長いからか、地理や歴史のお話をしているとき生き生きとしていますね。
まんのう町といえばヒマワリ!が有名だけどイチジクもよろしくお願いします。
そういえば夏にはモンスターバッシュもあるし、「夏が来たらまんのう町へ行く」そんな感じがありますね。

そうですね。
当ファームでは夏に美味しく食べられるトウモロコシにスイカ、メロン、イチジクをラインナップに揃えています。
せっかく畑作物にとって恵まれた環境にあるので、イチジクだけではもったいなく感じて、羽間の環境を生かした美味しい作物をご提供したいと日々試行錯誤しています。

こうして生まれたのが「はざまFiggyシリーズ」というわけですね。
まだまだ発展途上だけれど、これからどのように展開できるか楽しみです。

Yuki-Izumi

Yuki-Izumi

松山⇒東京&千葉埼玉⇒松山など色々なところを渡り歩きながらまんのう町という田舎町に流れつきました。
流れ着いた先の義実家は20数年前まで古くからの専業農家でしたが、先代の急逝によりほぼ途絶。その状況でありながら細々とイチジクの樹は受け継がれていたところでした。
休耕地の活用を目指して令和3年度香川県立農業大学校技術研修科修了。
令和4年度よりイチジクと野菜の生産・出荷を開始しています。
農業大学校では本当に多くのことを学べ、特に農薬防除や衛生管理の分野は多くの時間をかけて学ぶことができました。
基本を大切にし、『農家自身が食べる農作物を食卓へ』お届けいたします。

過去には不動産鑑定・仲介、税理士事務所を経て、1級FP事務所を松山城の麓で経営し、並行して経理代行の仕事を営んできました。
いずれ農業と今までの経歴を絡めていけたらと考えています。

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